こんちゃん’s diary

縫製&昇華プリント工場社長の必死ブログ(≧∀≦)

縫製工場を探しているとのお問い合わせが異常に多い。

こんばんは。

 

昨夜は、大仕事があり夜11時前までかかってしまったため、ちょっとお疲れ気味の昇華プリント&縫製工場社長天パの近ちゃんです(^^)v

あっ!近ちゃんに戻ってしまった(^^ゞ

 

このところ、縫製工場を探しているというお問い合わせがトンでもなく増えています。これもブログの効果なのかも知れませんね(*^^*)

 

もちろん、夏物の最盛期という事もあるのでしょうが、お問い合わせの大半は今のお仕事の依頼ではなく、秋冬物以降のお話ばかりです。

 

例えば、今までお願いしていた工場が高齢化のため廃業してしまったとか、ワンアイテムのみしか縫製出来ない工場が多いとか、数年先を見据えると、今の工場背景では心もとないとか、理由は様々ですが、皆さん困っているようでした。

 

そして私が返答したことは、今後、日本の縫製は確実に減少するということ。日本の加工賃がこの20年間上がっていないこと。シャツ専属工場・パンツ専属工場とかの加工賃と、何でも縫える工場では加工賃は違うということ。うちでは合わない仕事は一切受けないこと。そして、それを日本中の縫製工場が言えるようになって欲しいと思ってること。を包み隠さずお話しました。

 

前までだったら、そんな話はまともに聞いてくれる会社はなかったし、「じゃあ結構です」と言う所がほとんどでしたが、状況は変わってきたんだなぁ、と改めて思いました。

 

私は、このままでは日本の縫製工場は半分になってしまうのではないか?と本気で心配しています。

 

せっかく縫製という技術を持っているのだから、もっと自信を持ってほしい。そして、もっと儲かる価格で受けないとダメなんです。そうしなければ、後進を育てることなんて出来ないし、身体もキツいだけ。適正な時間働いてもらい、適正な賃金を支払う。縫製業界は、当たり前の事が出来ていません。もう待ったなしの状況なんだと思います。

 

今後、違法な労働を強いている工場は、間違いなく淘汰されます。

働き方改革が叫ばれる中、どんなに遅くとも数年以内には厳しく取り締まることになるでしょうから、違法な工場は確実に無くなるでしょう。

 

日本製という本当の意味を勘違いしているアパレルもあるようですが、近い将来、気付く事になるでしょう。もしくは、そのアパレルが先に無くなっているかも知れませんけどね。