こんちゃん’s diary

縫製&昇華プリント工場社長の必死ブログ(≧∀≦)

極小ロット生産出来るだけで国内縫製工場は価値がある

こんばんは。

今日はSNSで色んな投稿見てて思った事を素直に書くよ。実はちょっとムカついてるんだけどね。

最初はFacebookに投稿しようと思ったけど、ブログに書くことにした。

だから、そんなに長文じゃないからご勘弁を。

 

では。

 

カットソーの加工賃水準は昭和の時代から大して変わっていない。
そんな産業どこにある?
工賃合わないから、海外実習生を違法な安価で使ってきたんじゃないのか?


安く作りたいならみんな東南アジアやインドやアフリカで作りゃいいんだよ。


それでも国内の縫製工場使わなきゃやれないブランドだってあるだろ?


自動ミシン?笑わせるなよ。あれは同じ物を大量に作るから成り立つんだよ?


50枚100枚ロットで、おまけにこれからの時代は個別対応していくように変化するってのにね。


極小ロットが生産できるってだけでも国内の工場は価値があるんだ


先日も中国で小ロットを生産していた会社から仕事の相談があったよ。
そんな海外と比べられたら、単価はまったく合わないですよ。って言ったんだけど、中国もかなり値上がりしてるし、小ロットだと受けてもらえないって。おまけに中国の縫製工場はどんどん止めていってるみたいだね。中国で、もはや斜陽産業になりつつある。
だから、日本で作ってもらえるなら有難いってね。

 

そうそう、今日もドラマや舞台の衣装を作っている東京の会社から連絡があったけど、今までの工場が高齢化で廃業したり、問題があって辞めたりしてて縫う所がないんだってね。こんな話はこれから、もっともっと増えていくだろうね。

繰り返し言いますが、日本で小ロット生産出来る工場ってだけで価値があると俺は思ってる。

 

だから、昭和の時代に毛が生えた程度の加工賃じゃなくて、もっと高額になってもおかしくないと思うよ。

今どき、最低賃金以下で働いてもらわなきゃ成り立たない産業っておかしいだろ?

 

全ての洋服を海外で作れないんなら、それなりの加工賃で日本で縫うしかないんだよ。

 

そして、その加工賃は何もしなくても、どんどん上がっていくんだ。今まで上がって来なかった分も含めてね。

そこのところ勘違いしてる人いるみたいなんで忠告しておきます。

 

ちょっとムカついた昇華プリント+縫製工場社長Aloch近ちゃんでした。

 

おやすみなさい(*゚∀゚)っ