外国人技能実習制度について
こんにちは。
昇華プリント&縫製工場社長天パのウィスこと近藤です。ってか、やっぱり近ちゃんの方がええんやろか?って最近思い悩んでいます(^-^;
さてさて今日のブログですが、今秋より変わる外国人技能実習制度について書いてみようと思います。
まずはこちらを見てみましょう。
これは下記のサイトに掲載されている表ですが、まず、この不適正な送出し機関の排除ってどこまでできるのぉ?
こと、アパレル産業の実習制度で日本に来ている外国人の大半がそういう機関を使っているんじゃないのか?って思っています。(私の思いすごしなら良いですが・・・)
平成28年度の新法による制度改正と実習生受入れ : これからどうなる?!外国人技能実習制度~建設業編~ 第3回 | イノベーションズアイ(InnovationS-i):企業情報サイト
はい、そしてサイトからの抜粋ですが、こんな事が書いてあります。
↓
外国人技能実習制度は、日本の技術や労働慣行を伝える制度として20年以上にわたり機能し成果をあげてきましたが、一方で残念ながら制度を悪用し、実習生を安価な労働力として酷使する事例が一部にあったことから、より適正な運用と実習生の保護を図ることが重要な課題となっていました。
2016年10月に関連法案が衆議院にて可決成立いたしました。
2016年11月に関連法案が参議院でもにて可決成立し、同月28日にあたらしい法律が公布されました。
今後、公布の日から1年以内の施行に向けて、準備を進めていくことになります。
↓
2017秋から変更になると聞きました。
■技能等の修得・移転の確保
■監理団体及び実習実施機関の適正化
■人権侵害等の防止及び対策
■実習期間の延長又は再実習
まあ、色々と書いてありますが、要は、提出書類めちゃくちゃ増えるよぉ。取り締まり厳しくなるよぉ。罰則あるよぉ。ちゃんとやって試験にも合格したとこだけは追加で2年雇えるよぉ。ってことかな?
さらに、別のサイトからの抜粋ですが、
団体監理型で技能実習生を受入れる場合、以下の6要件を満たすことが必要です。
1. 修得しようとする技能が単純作業でないこと
2. 18歳以上で、帰国後に日本で修得した技能などを生かせる業務に就く予定があること
3. 母国で修得することが困難である技能等を修得するものであること
4. 本国の国や地方公共団体などから推薦を受けていること
5. 日本で受ける技能実習と同種の業務に従事した経験などを有すること
6. 技能実習生や実習生の家族が、送り出し機関や監理団体、実習実施機関などから保証金などを徴収されないこと。
また、労働契約不履行に係る違約金を定める契約等が締結されていないこと
あれっ?
この3ってどうなん?
縫製業ってどうなん?
大丈夫なん?
今や国内で流通する服の97%が海外製です。
中国をはじめとして、ベトナム、タイ、バングラデシュ、インドネシア、ミャンマーなどなど。
設備も日本より整っている所も多いです。
それを、母国で習得出来ない技術を日本で教える?
あるのか?
日本に?
それを持ってる工場はいったい日本にどの位ある??
いや、これマジでまずいんじゃないでしょうか?
このままだと、全く取れなくなるんじゃないの?
先ほど出した国の中だと、唯一ミャンマーくらいはまだ縫製技術が乏しいかもしれませんが、それでも年々上がっているでしょうから、それも時間の問題かと思いますよね。
これをどこまで国が解ってやるのか?分かりませんが、非常にまずい書き方になっているのは事実ですよね。
まあ、確かに元々この制度自体が、「途上国への国際貢献と国際協力を目的として、日本の技術・技能・知識の修得を支援する制度」(という事にしておく)なので、それに沿えば、この書き方で間違いないですが、建築などの分野であれば、まだまだ日本の技術は世界のトップレベルでしょうから、全く問題ないでしょうけど、縫製はどうなんだろう?
一体、国はどう考えているのでしょうか?
いやぁ、難しい問題ですね^^;
という事で、今回のブログは、ちょっと真面目な案件でした(*^^)v
☆って、いつも真面目ですけどね(^^)v