こんちゃん’s diary

縫製&昇華プリント工場社長の必死ブログ(≧∀≦)

ファクトリーブランド『Kosaburou』ローンチします!

大変ご無沙汰してます。

昇華プリント&縫製工場社長の近ちゃんです。

 

コロナの影響で経済活動の自粛がありましたが、やっと普通の状況になってきた今日この頃。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

 

コロナ前に立ち上げようと動いていたアロハシャツブランドを進めてクラファンもやりましたが、コロナ禍で誰も外へ出なくなった事もあり、途中で諦めるしかなくなりました。

 

今年はやっと通常に戻りつつあるのを実感しています。

 

さて、今回のブログはついに弊社がファクトリーブランドを立ち上げるというお話です。

 

アロハシャツブランド「Aloch」を立ち上げようとした過去はありますが、今回立ち上げるのは、ポリエステルの昇華プリント物ではなく、天然素材がメインのカットソーブランドになります。

 

なぜ、立ち上げようと思ったか?ですが、それは近年、お店で売られている洋服の素材が年々悪くなっていると感じたから。もちろん、化繊や化繊と天然の混紡素材はそこまで悪くないとは思うのですが、例えば綿100%のTシャツで良いと思える生地を見なくなってしまいました。

 

※2万円以上もするTシャツは別かもだけど、その中でもゴニョゴニョ…

 

国内の洋服販売価格はほぼ上げられておらず、でも原材料の綿糸は世界的に高騰しており、良い綿糸は世界中で取り合いになっているので、結果的に素材の品質を落とすしか出来ないからです。それは綿だけではなく、ウールもカシミアもリネンもシルクも同様です。

 

また、2年前からのお取引先の撚糸メーカーさんがオリジナルブランドをされてるTシャツの生地を見て衝撃を受けた事も理由の1つです。

 

これまでに見たことのない生地で、撚糸の技術も特殊なため、綿100%のTシャツなのに洗濯して乾燥機を使ってもほとんど縮まないし、捩れたりもしないし、シワにもなりにくいという代物でした。

この撚糸技術でオリジナルの糸を作り、これまで見たことのないほどの地厚で丈夫だけど、でも柔らかくて着心地の良い生地を作り、ファクトリーブランドプライスで提供したら、みんなに喜んでもらえるのではないか?と思ったのが始まりです。

 

作る生地は12オンスというデニムに近い厚みがあり、しかし柔らかくて着心地も抜群です。昨年夏にほぼ毎日着用してましたが、分厚いのに暑く感じないし、汗もたっぷり吸ってくれます。そして当然ながら丈夫なため非常に長持ちしますし、もし汚れても「あと染めサービス」を同時にスタートしますので、何年も着ていただけます。

もちろん、縫製部分の糸切れなどは永年無償でお直しします。

 

ズバリ、100年着られるほどという意味を込めて『100年Tシャツ』と呼ぼうかと思ったりしています。

 

まずはTシャツからのスタートですが、アパレル業界に30年以上いる私が考えうる最高の素材で作る洋服ばかりを作っていくつもりです。

極上裏毛のスウェットなども作りますよ。

 

あと、ブランド名『Kosaburou』の由来ですが、近藤ソウイング創業者(私の実父)の名前なのです。父が創業してから36年、これまで継続してきている「絶対品質・絶対納期」の意思を受け継ぐブランドとして、この名前にしました。

 

日本人らしい古風な名前という事もあり、海外への販売も視野に入れて進めようと思っています。

 

最後に、ローンチは今月(2月)の月末を予定しています。そして、いま用意している12オンスの極上天竺は製造過程的にも数に限りがあり、しかも追加するのは難しいかもしれない素材となっておりますので、是非ともお早めに手に入れていただければ幸いです。

 

関東でも実際の生地やTシャツを見てもらえる機会を作るつもりでおりますので、ご期待くださいませ。

 

現在、Webサイトの製作も何とか順調に進んでおります。

 

ローンチ出来ましたら、また案内させていただきます。末永いブランドにしますので、皆さま何卒よろしくお願いいたします。

 

近藤