こんちゃん’s diary

縫製&昇華プリント工場社長の必死ブログ(≧∀≦)

洋服サンプル工賃の価格について

おはようございます☺

 

今年も仕事が始まって1週間が過ぎましたが、来客の多さにビックリしてる昇華プリント&縫製工場社長の近ちゃんです😃

 

そんな状況なので、なかなかブログも書けてません。会社は今日から三連休だけど、おれは仕事と法事で終わり…(* ̄∇ ̄*)

まぁ、楽しんでやってるからいいんだけど(*^^*)

 

今日は短めだけど、伝えたいことだけ書きますね。

 

こんな私のあまり更新しないブログでも、見てくれていて多くの方からお問い合わせをいただきます。ありがとうございますm(_ _)m

その中には企業の生産管理の方や、個人経営の方、スポーツブランドの方に個人の方まで様々な方がいらっしゃいます。

 

先日お問い合わせのあった1件で、ご丁寧にサンプル希望的単価まで明記していただいてあった方がいらっしゃいました。

だけど、その単価見てビックリ!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!

 

かなり手間のかかるフラットシーマ仕様のジャケットやパンツだったんだけど、サンプル希望価格が10,000円でした。

うちはTシャツでも最低8,000円からです~( ̄▽ ̄;)

 

パターンが紙出しなのかCADデータなのかわかりませんが、

①届いたパターンを確認する

②生地を広げ生地幅を計る

③要尺を出しをする

④裁断

⑤縫製

※ファッションショー用の一点物なら、量産の事は考えずに何とか形にすれば良いけど、量産ありきの場合は、縫製手順や仕様も考えながら縫い上げなければならない

⑥検品・検針

⑦アイロン仕上げ

⑧荷造り・出荷

 

この全ての工程を1人だけで半日くらいでやらないと会社としてはやっていけません。10,000円ならね。

 

自社で半日でやれるか考えてみてもらいたいです。

 

お客さんにとってサンプル代は負担にしかならないのかもしれません。だけどよく考えてほしい。そのサンプルの良し悪しでオーダー数が変わる事があるということを。

そして、加工賃で仕事を請け負う縫製工場が、その費用の一部を負担するなんておかしいのだということを。

 

こうやって書くと「ならサンプルはうちがサンプル屋を手配します」っていうだろうけど、サンプル屋は1枚縫うだけを考えるから量産の事は考えません。だから量産時に困るだけだよ?

 

これから、どんどん縫製工場は減っていきます。今も減り続けてる。

なぜか?

経営者の高齢者で廃業?

違います。

あとを継げるような産業じゃないからです。

儲からないからです。

でも日本でしか縫えない洋服は必ずある。

でも、縫製工場は確実に減る。

5年後10年後も国産アパレルブランドやりたいなら、現実の工場の事をよーく考えてみてくださいね。

 

サンプル単価から、こんな話にまでなっちゃったよー😆

 

さぁて、今日もお仕事頑張るぞぉー‼

 

絶対納期のプリント&縫製工場社長近ちゃんでした(*´∀`)♪

 

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連絡先

有限会社 近藤ソウイング / 昇華プリント事業部 YⅱK(ワイツーケー)
代表取締役 近藤喜成
E-mail:k-sewing@m3.cty-net.ne.jp

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